結束バンドは、交換が可能なものなので低価格で大量に発注することも十分にできるものです。しかし、専門的に利用したいと考えているときには、何度も交換をすることができない可能性も存在します。代表的なものでは、電設工事や工場、そして工事現場などで利用するときです。一度ケーブルをまとめると、それを開放することが面倒になってしまったり、時間が必要になる場合があるときには耐久性の強い製品が求められます。
特に、結束バンドで重要になるのは塩化カルシウムの問題です。これは、結束バンドの劣化に繋がる可能性が高いからです。塩化カルシウムによるトラブルは、一般的に塩害と呼ばれています。基本的に、結束バンドは家庭内であっても利用できるものであるため、屋内で利用している限りは大きなトラブルにあうことはほとんどありません。
住宅の中では、この成分が飛散するようなことはほとんどないからです。一方で、専門的な工場などではその限りではありません。塩化カルシウムが飛散している現場では、結束バンドに利用されている素材の影響で、大きなダメージを負ってしまう高尾があります。普通の製品には、ナイロンが使われているのですが実はこのナイロンにも様々な種類が存在していて、塩化カルシウムに弱いものから強いものまで存在します。
特に、塩化カルシウムに強いと考えられている素材はナイロン11と呼ばれているものなので、実際に使うときにはこれを基準に選択することが好ましいです。