かつては文字だけが当たり前だったネームプレートですが、現在イラストが入っていたり色が鮮やかだったりするものが普及しています。新築時や改装時にネームプレートを選ぶことになりますが、デザインだけで選ぶと後悔することになります。ネームプレートは屋外に設置するものですから、紫外線や風雨への耐久性が必要です。それを無視して選ぶと、最初はきれいだったのにすぐに汚らしくなってしまいます。
紫外線に強い素材の代表格は天然石です。大理石や御影石などは長い間、紫外線と風雨に晒されても劣化しません。その耐久性は墓石を見れば明らかでしょう。しっかりと研磨された天然石は美しく、好みの石と色を選ぶことでセンスが発揮できます。
漢字とローマ字の両方を入れれば、わかりやすさもプラスできます。金属ではステンレスが向いています。サビが出にくいことを目指して開発された素材ですから、滅多なことでは劣化しません。ヘアラインと呼ばれる筋がお洒落で、都会的な印象のデザインになります。
天然石よりも安く自然な風合いになるのがタイルです。優しい風合いにできることが特徴で、キャラクターをあしらったものもあります。ナチュラル素材の家にマッチします。デザインの自由度の高さと耐久性を両立しているのがアクリルです。
他のプラスチック系素材よりも紫外線に強く、ネームプレートに向いています。ハードコートと呼ばれるものは傷がつきにくく、きれいな状態を長年保てます。着色の自由度が高く、持ち込んだデザインを形にしてくれるサービスもあります。