PCをインターネットに接続する際に使用するlanケーブルには通信速度の規格が定められていて、Mbpsという単位で表現されています。これはデータ通信速度を表す単位のひとつで、光回線・Wi-Fi・携帯電話のデータ通信などにも用いられます。この数字が大きいほど短時間に大量のデータ通信ができることを示していますが、ダウンロードやアップロードをする際に1秒あたりに送受信できるファイルサイズとは異なるので注意が必要です。lanケーブルに記載されているMbpsの意味ですが、これは1秒間に通信が可能なビット数を示しています。
1ビットとはコンピュータで用いされる0または1の信号1個のことで、ファイルサイズの1バイトとのことではありません。ファイルサイズなどに使用される1バイトは8ビットのことで、1Mbpsとは1秒間に1024ビット(ファイル容量に換算すると1/8メガバイト)の送信または受信が可能であることを示します。今から10年程前までは光回線の最高速度が100Mbpsで、CAT5のlanケーブルが多く用いられていました。この通信速度であれば、1秒間に送受信できるデータ通信量(ファイル容量)は12.5MBとなります。
一般的にストレスを感じることなく快適にインターネットが利用できる通信速度の目安は20~30Mbpsといわれていますが、これをファイル容量に換算すると毎秒2.5~3.75MBくらいになります。