結束バンドは配線などモノを束ねることでコンパクトな配線レイアウトを実現することができます。基本的に、熱や薬品や水分などいろいろな環境下で使われるため、耐久性が重要となります。もし耐久性がなければ、結束バンドがほどけてしまい配線がバラバラになりダメージを受けることとなり、電気系統や水路などが機能しなくなるのです。具体的には、結束バンドが硬くなってそこから亀裂が入って割れたり、破断します。
最も結束バンドが劣化していく成分は塩カルです。これは、雨や雪や化学薬品に含まれています。こうした環境下で、一般的なプラスチックの結束バンドをつかっていると劣化していきます。これを解決するのが、塩カルに強い素材を使ったバンドです。
ナイロン素材をこれに対応できるように強化したものがあります。長期間利用することが可能です。永久的に使うことができないので注意が必要です。製品に書かれている耐用年数で交換する必要があるため、塩カルの環境で使う場合は、チェックシートなどを活用して点検することがポイントとなります。
割れがないかや使用期間が来ていないかを点検しなければならないのです。別の方法としてはプラスチックからステンレスなどの金属素材に変更することです。いずれの方法も塩カルには強くなりますがコストが高くなるので留意しておくことがポイントです。バンドメーカーによって商品の種類は様々なため、比較検討することがポイントです。