メガソーラー発電所は、1MW以上の出力を持つ太陽光発電システムの総称などの定義がありますが、!MW以上の出力と聞いてもあまりピンと来る人は少ないのではないでしょうか。1MWは1、000kWで245W相当のパネルを使った場合には4、000枚の規模になります。屋根の上に設置する、ソーラーパネルの400倍を超える規模の発電所であることがわかります。メガソーラーともなるとケーブルの本数もパネルの数に相当する、そしてケーブルは銅線を使っていることからも盗難の被害に遭ってしまうこともあるといいます。
そもそも、メガソーラーは地方の遊休地や山林地帯を改良して建設されるケースが多く、夜間などはまったく人通りがない場所に建設されている関係からも盗難に被害に遭う可能性は高めです。銅導体は溶かして銅として取り出せば現金になる、このような考えから古くから電線が盗まれるといった被害も存在しており、メガソーラーともなると膨大なケーブル量になるため狙われやすいわけです。最近では、銅胴体と同等の性能や耐用年数を持つアルミ導体ケーブルが登場している銅を使わずにアルミを用いているため盗難の対象から外れるなどのメリットがあります。アルミ導体の導電度は銅の約60％ではあるけれども適切なサイズ選定で従来と同じように取り扱うことができる、しかも銅導体と比べると3割から5割の軽量化を図れ柔らかさを持つなどかも施工性に優れているなどの特徴を持ちます。