耐候性結束バンドの特徴

結束バンドは配線などを束ねるために使われるものです。プラスチック製のものが多いですが、太陽に当たり続けたり、風雨にさらされる環境であると、結束する部分以外からの劣化が生じてせっかく束ねたものがほどけてしまいます。したがって、定期的なメンテナンスや交換が重要となります。放置しておくと束ねたものが解放されて、配線などがバラバラになり、落下や断線のリスクがあります。

劣化のメカニズムとしては、太陽に当たり続けることで、プラスチック部に熱を持ち硬化してきます。もともと結束バンドには束ねるための力や配線類の自重があるので、開放する力が働いています。プラスチックが硬化することでもろくなり、そこからクラックが入って破断します。風雨の場合も塩分や酸性雨によってプラスチックが劣化していくのです。

この弱点を解決したのが耐候性の結束バンドです。プラスチックの成分を変えているのです。各社いろいろな素材のものを販売していますが、プラスチックにカーボンを添加したり、ナイロン素材を適用したりしているのです。これにより数十年の寿命が延びるので、各社の製品品質データを比較検討することが重要です。

今後も技術が進化して耐候性の向上した商品が販売されることになります。結束バンドの使用環境を良く把握したうえで、耐候性の結束バンドが有効であるかどうかの確認がポイントです。留意しなけらばならなことは、素材の品質が向上するためコストアップになります。

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