リレンザというインフルエンザに有効な薬がありますが、タミフルと比べると使用頻度や知名度は低いと感じられます。タミフル以外にリレンザをより知ることで選択肢も増え効果的な治療が行える可能性が広まります。

リレンザの使用はステロイドや風邪薬と併用できるのか

インフルエンザ感染症はRNAウイルスに分類されるインフルエンザウイルスによって引き起こされる流行性の感染症です。湿気や高温に弱いため、毎年冬のシーズンに流行のピークを迎えます。インフルエンザ感染症はくしゃみや咳による飛沫感染が主な感染経路となりますが、接触感染によっても感染することがあります。1日から2日間の潜伏期間を経て発症に至ります。発症すると、悪寒、高熱、筋肉痛、倦怠感といった症状が現れます。場合によっては、嘔吐、下痢といった胃腸障害の症状が現れることもあります。
インフルエンザ感染症の治療にはNA阻害薬が使用されます。NA阻害薬にはタミフル、リレンザ、イナビル、ラピアクタの4種類があります。従来はタミフルが最も多く使用されていましたが、タミフル服用中の異常行動による死亡事故やタミフル耐性ウイルスの出現によってリレンザやイナビルが広く使用されるようになってきました。
リレンザとステロイドの併用に関してですが、ステロイドは免疫機能を抑えることによって炎症を抑える薬です。しかし免疫機能を抑えることによって感染症を悪化させることがあります。よって感染症が起こっている際には原則使用しない方がいい薬です。よってインフルエンザ感染症の際にはステロイドは使用しない方がいいでしょう。
リレンザと風邪薬の併用に関してですが、総合風邪薬の中には解熱鎮痛剤が含まれることが多いです。インフルエンザ感染症の時に解熱鎮痛剤のNSAIDsを服用するとライ症候群を引き起こすことがあります。インフルエンザ感染症の際の解熱鎮痛剤にはその心配がないアセトアミノフェンが使用されることが多いです。風邪薬を服用する際には解熱鎮痛剤の種類に注意しましょう。